~フロントエンドとバックエンド~
ネットビジネスに限らずビジネスを実践していると、フロントエンドとバックエンドという言葉を聞くことがあると思います。この意味について説明していきたいと思います。
こんにちは。
かこちゃんです。
ビジネスをやっている人なら絶対に知っておきたい言葉に「フロントエンド」と「バックエンド」という言葉があります。実際、これはマクドナルドなどでも使われているかなり有効なマーケティング手法で、身近な飲食店やティッシュ配りでもこれが使われています。
もちろんネットビジネスの世界でもかなりよく使われている手法で、僕の知っている人の中にもこれを実際のビジネスに活かしたところ、売上が3倍以上にもなったケースがあります。要するに、それくらい重要で効果があるということですね。
これを知っていて使わない手はないので、是非あなたのビジネスにも活かしてみてください。
フロントエンドとバックエンドについて
フロントエンドとは、簡単にいうと、お客をおびき寄せる「エサのような商品」のことをいいます。一方、バックエンドとは、自分が本当に売りたいサービスや商品のことで、エサでおびき寄せたお客に対して、売る商品のことをいいます。
とはいえ、これだとわかりにくいので、身近な例をあげてみます。
たとえば、主婦の方なら誰もが気になるものにスーパーの安売りセールというものがありますね。「玉ねぎたったの50円!」とか「もやし10円!」とか普通だとありえないような価格で販売していることがあります。
新聞をとっている人であれば、折込広告などでよく激安の商品情報が入っていると思います。実は、あれなんかがまさにフロントエンドですね。想像がつくと思いますが、実はあれはお客を店におびきよせるための商品であって、実際に売りたい商品ではありません。
なぜなら、あんな特売品をいくつも売ったとしても店の利益にはならないからです。
では、なぜそんなことをあえてするのか?というと、もちろんそこには戦略があります。安い商品でお客を店に呼ぶことができれば、お客は当然、その商品だけでなく、ほかの商品も買っていきます。いくら特売品を目当てにしている人でも、それだけしか買って帰るということはなく、なにかしらついでに買っていきますよね。
つまり、そこで利益をとっているわけです。要するにこの場合だと、
■特売品⇒フロントエンド
■定番商品⇒バックエンド
ということになります。店側はあくまでもお客を集めるために、特売品を販売しているわけであるわけですね。じゃないと当然ながら利益が出ないので。
また、このフロントエンドはただ価格が安いだけでなく、中には無料の商品もあったりします。たとえば、ティッシュ配りのティッシュなんかがそうですね。
あれは、ティッシュという無料の商品を配ることによって、その中に入っている広告でお客さんを集めようとしています。また、無料で読める電子書籍なんかもそうですね。たとえば、漫画などで、最初の数巻を無料で購読しているものもあります。
漫画なんて最初の数巻を読んでしまったら続きが気になって気になって仕方なくなります。つまり、最初に無料で提供することによって、それ以降の有料購読につなげるというものです。この場合、
無料購読⇒フロントエンド
有料購読⇒バックエンド
ということになります。とくに電子書籍なんて在庫もないし、紙を印刷する必要もないので、完全に無料でいくらでも複製ができます。だから、最初の数巻を無料で提供したところで、販売者からすると一切損はないわけで・・・
そう考えると、かなりよくできたマーケティング手法だなーと思いますね。
マクドナルドの例もあげてみましょう。マクドナルドでは、最近100円マックというものがあります。100円という低価格で食べれることからかなり人気がありますね。しかし、当然のことながら・・・
マクドナルドにとってあれらはほとんど利益にはなりません。しかし、なぜわざわざ売るのか?というと、100円マックはお客さんを集めるためのフロントエンドだからです。あれらの商品で店にお客さんを集め、セットメニューなどで利益を上げているわけですね。なんとなくおわかりでしょうか?
ネットビジネスの場合
ちなみにネットビジネスでも「フロントエンド・バックエンド」の仕組みはよく使われていますね。たとえば、期間限定で私が○○円稼げたノウハウを公開します!と言っている人を見かけたことはないでしょうか?あれなんかはまさにフロントエンドですね。
自分が稼げた情報を無料で公開し、読み手に情報をどんどん提供します。そして、その後に高額な塾や高額な教材等を販売しています。要するに、無料の商品でお客さんの心をつかみ、後々高額商品を販売して、そこで元をとるという形ですね。
これをすることによって爆発的に利益をあげることができます。実際、有名なことわざに損して得をとれ!という言葉がありますね。これは、一時的には損をしても将来的には大きな利益になって返ってくるように考えよ。という意味です。
まさにこの考えですね。ビジネスにおける投資なんかも同じです。損をすることを怖がっていたら、大きな成功は望めません。成功している人ほど、人生の必ずどこかで大きな投資をしています。是非、参考にしてみてください。