こんにちは。
かこちゃんです。
最近トレンドサイト運営者に手動ペナルティーが多発しています。この影響から、もう実際にペナルティーをうけてしまってアクセスが急激に下がってしまったり、アドセンス報酬がなくなってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際僕の周りにもそういった方が結構な数います。ということで、今回はトレンドサイトにおけるグーグルの手動ペナルティーの原因を、考察していきたいと思います。今回、お話する内容は主に2点です。
- サイトの見た目が大事
- 記事タイトルの重要性
それでは、早速いってみましょう。
1.サイトの見た目に問題
まず、確認しておきたいことがグーグルには大きくわけて2種類のペナルティーがあるということです。
・自動ペナルティー
・手動ペナルティー
上記に記載したように一つは、アルゴリズムの変更による自動ペナルティーで、一般的に「パンダアップデート」や「ペンギンアップデート」といわれるものです。※詳しくは割愛します。
そして、もうひとつが手動ペナルティー。今回のテーマですね。これはグーグルの社員が実際に目視でそのサイトをみて、「いいか悪いか?」の判断を下し、最終的にペナルティーを課すというものです。
で、手動ペナルティーでいうと、Googleの社員が私たちのサイトを直接見て「これはダメだ!」と目視で判断を下しているということですね。つまり、コンテンツの質や被リンク等でサイトの善し悪しを判断しているのではなく、ある程度サイトの「見た目・外観」なども含めてペナルティーの対象にしているのではないか?ということが想定されます。
とはいっても、これだけじゃあくまでひとつの仮説にすぎないので・・・これを裏付ける理由をいくつか挙げてみます。
ひとつは、手動ペナルティーを受けている多くのサイトに共通しているのは、見た目の印象がほとんど同じだということです。
実際、僕もトレンドサイトを運営している方で、手動ペナルティーをうけた人のサイトを拝見してみたのですが、テンプレートが同じで外観や見た目がほとんど差別化できない状態でした。まあ、要するにどれもこれも同じようなサイトだということですね。
また、それでもって書いてある記事のネタも芸能系で、文章に多少オリジナリティーがあれど、そのほとんどが似たようなサイトだったということが挙げられます。
これが手動ペナルティーの原因になっているんじゃないかな?と考えています。実際、外観で差別化できている人はほとんど手動ペナルティーの影響をうけておらず、記事ネタが芸能系であっても、継続してサイトを運営されています。
このことからトレンドサイトの手動ペナルティーの原因は、サイトの外観が大きな鍵を握っているということが判断できます。で、じゃあこれを踏まえた上でどうすればペナルティーを回避できるのかというと・・・
最も簡単なのがテンプレートを変えるということです。
具体的には、
- リファインsnow
- 賢威
など、トレンドサイト運営者がよく使っているテンプレートは使わずに、ほかのテンプレートを使って差別化することが挙げられます。一見するとテンプレートを変えるという単純なことでもペナルティーを回避する手段になると思います。
また、CSSなどを触れる人は、テンプレートのデザインをすこし変えて、ほかのサイトと差別化できるようにしておくことがベストですね。
実際、僕の知人の一人に無料のテンプレートであるスティンガーを使って芸能系のサイトを運営している人がいます。その方は、ほかのトレンドサイトと内容自体はほとんど同じですが、見た目をすこし差別化することによって、ずっと継続して月に20万円ほどの収益を上げています。
大体的に手動ペナルティーが行われた時も、一切その影響を受けることもなく、今でも継続してサイトを運営されています。このことからも、サイトの見た目がいかに手動ペナルティーの回避につながるのか、身を持ってわかりますね。
ちなみに個人的におすすめするテンプレートはTCDです。
TCDはデザインもかなり定評があって、トレンドサイトでも使用しているサイトが少ないため、これを使うだけでもかなりの差別化になると思います。なので、ペナルティーのリスクを極力避けたい人は、TCDを検討してみてください。
2.記事タイトルが原因
多くのトレンドサイトを見ていると、記事タイトルにあまりにもキーワードを詰め込みすぎている不自然なサイトがたくさんあります。例えば、以下のような記事タイトルの付け方です。
「松本人志の身長と体重は?出身地と彼女の噂と結婚相手は?」
どう考えてもおかしいですよね、これ。そしてなにもこれは大げさな例ではなく、実際にこうしたサイトがゴロゴロとあります。
で、「これのどこがいけないのか?」というと、グーグルは過剰なSEO対策を嫌うからです。タイトルにキーワードをたくさん詰め込むということは、いろんなキーワードで検索エンジンに引っかかるように仕向けているということですよね。
言ってみれば一種のスパム行為です。実際Googleの公式ガイドブックをみてもこんなことが書かれています↓
・極端に長いタイトルは使わない
・完結で説明的なタイトルをつけましょう
これは要するに、「キーワードを詰め込みすぎるな!」といっているようなものです。また、キーワードをたくさん詰め込むと、いろんなキーワードで検索結果に引っかかり、アクセスが大量に集まってくるからお得だ!と思っている方もいるかもしれませんが、それは逆です。
キーワードをたくさん詰め込みすぎると、逆にアクセスは集まりません。なぜなら、グーグルはその記事タイトルをみて「この記事は一体どういう内容でどういうキーワードで書かれているのかな?」と迷ってしまうからです。
要するに検索エンジンの最適化ができないということですね。たとえば、「松本人志に彼女ができた」という記事タイトルにした場合、グーグルはこの記事は「松本人志の彼女」について書かれている記事だなと判断して、「松本人志 彼女」というキーワードで上位表示しようとしてくれます。
しかし、「松本人志の彼女は誰?乗っている車はなに?出身は?」という記事タイトルをつけた場合、グーグルはこの記事は一体なにについて書かれているのか迷ってしまいますよね。
- 松本人志の彼女について書かれた記事なのか?
- 松本人志の車について書かれた記事なのか?
- 松本人志の出身地に書かれた記事なのか?
どのキーワードで最適化すればよいのかわからなくなってしまうので、結果として、どのキーワードでも上位表示されにくくなる可能性があります。つまり、キーワードの詰め込み過ぎはGoogleを迷わす行為になってしまい、結果として上位表示されにくいということです。
また、タイトルにキーワードを詰め込む行為というのは、
Googleだけでなく検索ユーザーを迷わす行為にもなります。
先ほどの例をもう一度挙げると・・・
たとえば、「松本人志 彼女」というキーワードで検索したときに、もし仮に「松本人志の身長と体重は?出身地と彼女の噂と結婚相手は?」という記事タイトルが検索一番目にあったとしたら、どう思うでしょうか?あなたが検索ユーザーだと思って考えてみてください。
ちなみに、僕だったらクリックしませんね。おそらくこれは僕に限った話ではないと思います。要するに、検索ユーザーは自分の知りたいことに的確に答えてくれる記事タイトルをクリックするということです。
つまり、もし仮にキーワードの乱用で上位表示されたとしても、ユーザーはクリックしてくれず、もし仮にクリックされてもすぐに離脱されてしまうということです。そうなると、当然アドセンス広告もクリックされないので収益も発生しないということです。
【結論】
すこし長くなってしまいましたが、結論を言っておきます。記事タイトルにキーワードを詰め込む行為は、一見すると多くのキーワードで上位表示されてメリットがあるように思えるかもしれない。
しかし、それはただの自己満足であり、ユーザーにとってもグーグルにとってもなんのメリットのない行為。そして、過剰なSEO対策になるので、手動ペナルティーの原因にもなってしまう。ということですね。
まとめ
以上が、今回の手動ペナルティー祭りから考察した手動ペナルティーの原因と対策になります。もう一度、まとめておくと・・
- サイトの見た目で差別化することが大事
- 記事タイトルにキーワードは詰め込みすぎない
この2点ですね。もちろんこの他にもペナルティーの原因として考えられることはいくらでもあります。
- 単純に記事の質が悪い
- 過剰な被リンク
- 記事のコピペ
- 無意味な内部リンクの多用
あと、今回当たり前すぎて言っていないですが、他人の記事をパクったりリライトするのは、当然NGです。また、以前ちょっと面白いことを言っているアフィリエイターさんがいました。
それは、価値のないページがたくさんあると、ペナルティーの対象になるということです。
ちなみにここでいうと、価値のないページとは、
- アクセスがほとんど集まっていないページ。
- 直帰率や滞在時間が低いページ。
こうしたページがたくさんあると、Googleが質の低いコンテンツと認識して、ペナルティーを課すことがあるようです。
逆にいうと、そうしたページを削除してしまえば、サイトの評価が上がるということでもあります。実際、僕も以前、こちらのサイトをリニューアルした際、アクセスがあまり集まっていないページを思い切って削除したところ、アクセスが急上昇しました。
このことから、グーグルはサイトの質を見ていると考えることもできます。なので、アクセスがないページを思い切って削除してしまうというのもひとつのペナルティー回避の方法でもありますね。すこし勇気がいるかもしれませんが、是非、試してみてください。